マスクの転売が世間に知られたことにより、せどりへの印象が悪化しました。

せどりに対する風当たりが強い理由~マスクの騒動から学ぶ転売

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せどりに対する世間の目は厳しい

人と人の間でモノを繋ぐ役割がある「せどり」
古くから人から人へとモノを繋げることで商売を成り立たせてきた人はいたものの、現代の世の中において、せどりは悪い行為だと思われています。

 

その理由は様々挙げられますが、中でも近年とくにせどりに対する世間の目を厳しくさせた「マスク転売騒動」について考えていきましょう。

 

世間がせどりに厳しくなった「マスク転売騒動」について

 

マスクと画面いっぱいの一万円札

「マスク転売騒動」とは、マスクの転売行為が過激化した結果、全国でマスクが品薄になってしまった事件のことです。

 

2020年1月~2月にかけて転売目的でマスクの買い占めがおこり、全国のドラッグストアやスーパーでマスクが品薄になりました。

 

その原因は、主に新型コロナウイルスです。
感染を防ぐためにはマスクの着用が有効的だという情報が広まると共に、一部の悪質な転売業者がマスクを買い占め高値で販売し、必要な人のもとへマスクが行き渡らなくなりました

 

この事件はこれまでの転売行為とは大きく異なり、国が直々にマスク転売に対する規制を行ったほど大きな影響力を持ちました。

 

せどりを考える上で注意するべきこと

人から人へとモノを譲る際に発生する金銭取引の全てが悪ではありません。
ただしそこに暴利を求めることは許されず、あくまで「必要なモノが必要な人へと行き渡る」という基本原則を守る必要があります。

 

そのため、私たちは生命の維持に大きく影響するモノを転売する時には気を引き締めなければいけません。

 

 

以下でご紹介するのは商品の転売に関して各種サービスで禁止、もしくは取り扱いのルールが厳密に定められている商品です。転売をするならば下記のような「転売してはいけないモノ」には手を出さず、人のためになる商売を行いましょう。

 

食品

生肉開封済みの食品を転売してはいけません。
食中毒の可能性があるからです。

 

開封済みの食品は全てが転売禁止ではありませんが、必ず消費期限(もしくは賞味期限)が記載されていなければいけない、などのルールが設けられている可能性があります。食品を転売する際は、利用するサービスのルールをよく理解した上で行いましょう。

 

医薬品

医薬品とは、病気を治療するために使われる薬のことです。
風邪薬や鎮痛剤などの、諸症状を抑えるための薬が医薬品にあたります。

 

医薬品の販売について記された「薬機法」によると、許可されていない者による医薬品の販売は認められていません。そのため、たとえドラッグストアで購入した風邪薬を余らせてしまっても、フリマアプリなどのサービスで転売することは許されていないのです。

 

人のためになる物流を

人から人へモノを販売する行為は犯罪ではありません。
しかし、ルールを逸脱すれば罰せられる可能性があります。

 

自由にモノを販売し、困っている人を助けられるよう、私たちは転売について正しい認識を持つ必要があるのではないでしょうか。