チケット転売やノウハウを販売している業者が逮捕される事例が発生しています。

せどり行為は違法なのか?

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せどりで逮捕者も

せどりはトップページでも紹介しているとおり、古物商を取得して適切な運営を行えば合法です。
古物商の無届やチケットの購入、手元にない商品の販売(注文を受けてから他のお店で仕入れる行為)や副業で行っていることが原因の発送やサポート連絡の遅れなども違法性の要素はありますが、実際に逮捕される事例はほとんどありません。
警察も細かい軽犯罪やルール違反に対して全て逮捕を前提に動くほどの時間はありません。

 

つまり、違法性を伴うせどりは法律のグレーゾーンで、違法性のあることでも結局はみんなやっているし、取り締まりを受けるリスクは限りなく低いことも多数あります。
そんな中でも近年ではせどりで逮捕者が増えて話題になっています。

 

せどりによる逮捕事例は、チケット転売ノウハウ販売万引き・偽造などの犯罪行為などがあります。

 

 

チケット転売は危険

アイドルのコンサート

2016年にはアイドルグループのチケットを転売したことで香川県の男性が逮捕されました。
そもそもチケット転売はダフ屋と同じで違法性が高いです。
また、アイドルのコンサートチケットの場合は熱狂的なファンも多く、大量購入する転売屋は、ファンからチケットの入手難易度を上げる敵とみなされてしまいます。
熱狂的なファンは転売屋を見つけて通報を行うこともあるため、逮捕リスクは高いです。
特に最近はニュースでチケット転売を問題視する内容を多く取り上げられていて社会問題にもなっているため、警察も取り締まりを強化するようになりました。
なかには、直前に仕入れたチケットを会場付近で買い手を探そうと声かけをしている人もいます。
完全なダフ屋行為で即逮捕されるリスクもありますし、本物のダフ屋やその地域を管理するヤクザとトラブルになるリスクもあります。

 

 

ノウハウ販売

 

せどりは時代の終了を迎えようとしている中で大儲けしているのはノウハウ販売している業者のみです。
(参考記事:儲かっているのはノウハウを売る業者)

 

以前は簡単に儲けられる時代もあったのは事実で、過去の経験をもとに現場からノウハウ販売にシフトする人も増えています。
その結果、ノウハウ販売も激戦区のカテゴリーになっていて、売ろうとする人が増える一方で新しく始めようとする人は減少しています。
ノウハウを売りますといっても簡単に集客できないため、「絶対に儲かる」、「利益○○万円保証」といった誇大広告を打ち出して集客しようとする輩が多いです。
ノウハウ販売自体に違法性はありませんが集客や宣伝方法に問題があって、一部の業者では絶対に儲かるといって高額な商材を売りつけて逮捕される事例が発生しました。

 

 

 

犯罪に手を染める人が増加

 

せどりは過去に良い時代もありましたが、業界全体ではどんどん右肩下がりに衰退しています。
黄金時代に利益をあげて脱サラした人もいるのは事実で、どんどん薄利多売で歩き回らないといけない環境に悪化しています。
つまり、昔からせどりをしている人から見れば、やることは増えて利益は減る厳しい状況に追い込まれています。
良い時代を知っていると普通にサラリーマンで働くのも馬鹿らしいと感じてしまい、結果的に万引きで仕入れをしたり、非正規品を正規品と偽って売るなどの詐欺行為に手を染めてしまう事例も多いです。
当然万引きの現行犯逮捕や購入者からのクレーム・通報で逮捕される人も出ています。